防水性能はIPという基準で確認できる

2月 14

防水性能には、IPという国際基準が設けられている。IPとはInternational Protectionの略で、防水や防塵を表す基準だ。IPは2桁の数字で表記され、左側の数値が防塵性能、右側の数値が防水性能の等級を示している。例えばIP58と表記される場合は、防塵性能が5等級、防水性能が8等級という意味だ。防水性能のみを表す場合は、IPX○のように左側の数字をXで伏せている。スマホの防水性能は、IPX○の形で紹介されることが多い。また防塵性能はIP○Xと表記されるが、防水性能と間違えやすいため、右と左のどちらが伏せられているか確認が必要だ。防水性能は等級によって内容が異なる。IPは等級によって、それぞれ異なる環境での防水性能を保証するもので、目安として、IPX1~4が生活防水で、IPX5以上が完全防水とされている。例えばIPX5~6はあらゆる方向から水をかけても製品に悪影響がない防水性能だ。またIPX7は一時的に水没しても製品の内部に水が浸入せず、IPX8はIPX7よりも厳しい条件で水没させても製品内部に浸水しない。そのためIPX5,IPX8のように表示されているスマホは、あらゆる方向から水がかかったり、水没したりしても故障しないことを示している。

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